2017年12月20日

アワビ


その日、ドーンスターの街の裏手の岩山から、人相の悪い二人の男が、突然姿を現した。入江の近くに停泊した海賊船から、人目につかないように山の裏手を伝ってきた海賊たちであった。



宿屋「ウィンドピーク」までの僅かな距離を一気に突撃してきた男たちは、店先から畑に向かおうとしていた従業員の女に反り返った刀を突きつけた。




男がその太い腕を振るえば女の命はないだろう。
震え上がり足が竦んでしまった女に、左目に傷のある男は潮で枯れたがらがら声で怒鳴りつけた。

「命が惜しけりゃ、おとなしくしな! そうだ、その壁に背中をつけて座るんだ」


何事かと飛び出してきた宿の主人のソーリングに、もう一人のカジートの男が歯を剥き出して命令した。

「食糧を出せ。さもないとこの女を殺す」


ソーリングは青い顔をして店の中と外をいったりきたりして、大量の食糧が入った袋をウィンドピークの店の前に積み上げた。その間彼女は刀を向けられたまま。宿の壁を背にして両手を頭の後ろに回して座り込んでいた。

- このまま、大人しくして抵抗しなければ、わざわざ殺したりしないはず……。だから早くいなくなって!

心の中でそんな風に思って震えていた彼女に、刀を持ったノルドの海賊は嫌な笑い顔で見下ろしてこう言った。

「せっかくだからこの女もご馳走になっていくか」


薄汚れたぼろぼろのズボンの前開きからだらりと垂れ下がった男性器が取り出される。

「物好きな奴だな、どうせ使い古しの薄汚れた女に決まっている」

「どうかな……。おい、しゃぶれ!」




カジートが呆れた様に言うのも意に介さず、男が簡潔な命令をくだすと、彼女はびくりと身を震わせて必死の思いで肉茎に舌を這わせた。男はたちまちのうちに逞しく勃ち上がってきたそれを、ずぶりと彼女の口内に突き入れてきた。




食糧の運び出しを終えたソーリングが、簡単に頭蓋骨を粉砕できそうなメイスを振りかざしたカジートの海賊の足元で、申し訳なさそうな、情けない表情で彼女を見ていた。

- 嫌ぁ、見ないでよ! 早く……早く終わって!




男は今や我が物顔で彼女の頭部を抱え込み、心地良さ気に腰を使っていた。何の抵抗もできずにそれに従うしかない自分が、そして良い様に男の性欲の捌け口に使われている自分の姿を見られていることが、たまらなく悔しく恥ずかしかった。

「くっくっく……。淫売女なら犯される前に空撃ちさせようと舌を絡ませて吸い付いてくるところだが、案外と初心な女かもな」



男は隆々と反り返った肉棒を引き抜くと、女の衣服を破いて毟り取った。立ち上がって尻を向ける様に言われた女は、諦めて大人しく従う。男が暴力を振るえば、服を引き裂かれるのと同じ様に容易く、女を犯されるしかなかった。



だが無理矢理に唇と舌を使われただけにも関わらず、女は最奥部から沁みだした潤滑液で秘部がじゅんと濡れているのを覚え、ただ犯されるために都合良く作られているかの様な自分の身体が哀しかった。


背後からくびれ腰を捕らえ、熱く脈打つ欲望を打ち込んだ途端、海賊の男はぞくりとする快感に脳天まで貫かれた。
狭い。そこを力尽くで押し退けて腰を進める征服感に酔い痴れる。すると男根に媚びるかの様に熱く潤んだ雌肉の襞がうねり絡みついてくる。


男はすぐに憑かれた様に腰を振り、女の秘められた内奥部を飽くことなく蹂躙し続けた。これまで抱いた娼婦の中には、男を数分とかからずに昇天させてしまう、名器と呼ばれる様な女もいた。だがこの女は締め付け搾り取ろうとするのではなく、男の責めを受け入れ受け止めながら、最大限の心地良さを提供しようと健気に蠢いてくるのだった。

「ああ、最高だ……。男を悦ばせるために作られたみたいな身体だな! このままずっと犯し続けてやりたいぐらいだ……」

- 嫌っ、そんなの! お願いだから早く終わって!


skyrim ero

恍惚とした海賊の男の呟きを耳にした女は、絶望に埋め尽くされた心の中で叫んでいた。だが命の危険にさらされている状況は変わらず、ただひたすら海賊たちが飽きて立ち去ってくれるまで耐えるしかなかった。


と、男は背後から男根を突き刺したまま、乳房を鷲掴んで女の上体を乱暴に引き起こした。

「そら、見物人たちに顔を見せてやりな」

skyrim ero

その瞬間、女は絶叫した。

「嫌ぁーーっ!!」


ウィンドピークのポーチで犯される彼女を、ドーンスターの住人たちが下から見上げる様に凝視していた。彼女自身は曲刀を持った海賊に捕らえられ、宿屋の主人はいつでも頭蓋を砕ける様に構えられたメイスに脅かされている状況で、動ける者は誰もいなかった。
警備にあたっていた兵士たちが内戦の後始末に駆り出されているこの日、誰もがこの街の無防備さを痛感していた。




「ああ、この使い心地……。この女のおまんこは最高だぜ!」

「お願い、やめて! 見ないで! あっ、あぁっ」

もはや立っていられなくなり頽れた女の尻を引き寄せ、海賊の男はなおも貪る様に腰を叩きつける。羞恥と絶望で錯乱した女の心と頭を、身体の中心部をずしりと貫いて行き来する固く逞しい男の肉柱が支配しようとしていた。


skyrim ero


ただ支配され男に快楽を提供する様に定められた女の身体には哀しみがあったが、そこには同時に、男に犯されることで持って生まれた意味を全うしているという悦びがあった。

「あぁっ、あふぅっ、あっ、あっ、あぁぁっ!」




欲情した男が固く尖らせた男根をこれでもかと繰り返し、彼女の中心部に突き刺してくる。乳房を、尻肉を強く掴み締めて、生命の源である熱い奔流を注ぎ込もうとしている。その熱に、摩擦に、欲望に、本能に、そして身体が溶けてしまいそうな快感に耐え切れず、ドーンスターの住民たちが見守る中、女の喉は心からの叫び声を放っていた。



「あぁぁっ、イクッ、イクゥゥッ!!」

- ドクッ、ドクッ、ドクッ、ドクッ……



女の絶頂に完全にタイミングを合致させて海賊の男は肉の欲望を解放し、秘苑の奥深くを己の体液で汚したのだった。


射精と共に急速に頭が冷えてゆくのを自覚した男は、思い切り良く肉棒を引き抜くと、ぐったりとした女を物でも扱う様にごろりと転がし立ち上がった。素早く一物をズボンに納め、相棒のカジートに目配せをして撤収を促す。

「随分と時間を喰ったな。まぁ食糧は確保できたから良しとするがな」

「ああ、しかしこの女は意外な見つけものだったぜ。そう、まるで……」


海賊の男は、集まったまま身動きも取れないドーンスターの住民たちをポーチの上から見回して言い放った。

「こいつは、最高に美味いアワビだったぜ!」


食糧は仲間の海賊たちによって既に船に積み込まれている。潮時だ。
激しい絶頂の余韻に身動きもままならない女を横目に、男たちは船を停泊している入江に向かって移動を開始する。


女にとっては人生を変えてしまうほどの衝撃と屈辱に見舞われたこの出来事も、男たちにとっては記憶の片隅にも残らない、ただ一時の欲望を吐き出したに過ぎないのだった。

6 件のコメント:

  1. アワビは食べるもの(意味深)
    更新お疲れ様ですー!良いアワビでした!さっそくスカイリムいって特定のMODでアワビ収穫してきました(

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    1. そう、アワビは食べるもの(確信)
      ていうか、よりによってアワビってねぇ、アワビねぇ……。エロいことしか想像できんわーっ!!っていう心の叫びを元に作ってみました。本当はエロいSkyrim。
      で、えーと、その「収穫」っていうのはその、ナニを、どうされたのか、気になりますなぁ……。

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    2. とりあえずアワビの保護をした後、ナニかしら可愛がってます。アウトですかね?(

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    3. 保護して可愛がるのは良い行いですが……食べちゃうんですよねぇ(ぐへへ

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  2. アワビの踊り食いしなきゃ(使命漢

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    1. うおうさん、どもー。
      そう、活きの良いアワビは生でね、こうぺろぺろと、味わって食べないとね(下衆顔
      サトゥラリア更新は間に合いませんでしたー m(__)m

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