2015年1月26日

メナ3


フョトラをマルカルスのディベラ聖堂へ送り出した後も、カースワステンの集落で暮らすエンモンとメナの元を、ある夕方、大きな鹿肉を手土産にぶら下げたドヴァキンが訪れた。
嬉しそうに目を輝かせ、頬を染めて出迎えるメナ。エンモンは一日の労働の疲れもあってぼんやりと無表情にドヴァキンを見ていた。


「ありがとうございます、ドヴァキン様。ねぇ、エンモン、今夜はこれでシチューにするわね」


2015年1月11日

カトリア3


ドゥーマーの遺跡アルクンザムズの中で、最奥部へ向け密やかな歩みを進めるファルマーたち。
完全に視力を失った彼らが頼りとするのは、人もエルフも及びもつかないほど鋭敏となった聴覚と嗅覚である。


彼らは今、遺跡の最深部から漂う女蜜の匂いに惹かれ、その源を探り当てたのだった。
生殖行為の対象としてこれ以上ないほど好ましい、隠微な香りを放つ新鮮な雌肉に、食物に群がる蟻のごとく這いよってゆく。

<使用させていただいたポーズMODについて>
今回もからみ部分で、精子脳さん・Pandamanさん作成のポーズMODを使用させていただきました。
このポーズMODは精子脳さんのブログ( skyrimをエロくしたい! )にて配布されています。

2015年1月9日

リリー1 大学のミルクポット


ウィンターホールド大学の中庭。
その片隅で呪文書を読みふける女性。彼女は「リリー」という自分の名前以外の記憶を失っていた。


彼女はある日、傷を負いふらふらとした足取りでウィンターホールド大学の門前に現れた。
ストームクロークの制服を纏いながらも記憶をなくしたリリーには行き場がなかった。門前に立っていた上級魔術師のファラルダは、召喚呪文の課題をいともやすやすとクリアしたリリーを、いぶかしみながらもウィンターホールド大学へと迎え入れたのだった。