2014年11月25日

エリアナ2 ストームクロークの報奨


志願兵としてストームクロークに参加したエリアナは、優れた剣技と美貌により、入隊当初より注目を集めていた。
故郷を離れて転戦するストームクローク兵たちにとって、最も価値ある報奨とは食料と女。理想のもとに戦う男たちの現実的な欲望を満たすことが、士気を高める早道だった。
そのためストームクロークの部隊では、目覚しい戦功を挙げた者に女性兵を抱かせるという「報奨制度」が一般的になっていた。エリアナの存在は部隊の士気を大いに高め、彼女の身体を貪る権利を得ることを夢見て、男たちは戦功を挙げようと危険を顧みず戦うのだった。


だが自ら幾たびもの勝利に貢献し次々と階級を上げてゆく彼女は、並大抵の手柄では報奨として与えられることはなく、部隊の士気を高めようとする士官たちにとっては、利用価値の高い格好の「餌」だった。




一方でそんな思惑とは別に、戦場で目覚しい働きを見せながらも母性的で包容力のあるエリアナは、部隊の皆から姉のように母のように親しまれる様になっていた。


その肉体が今夜、ついに報奨として与えられることとなった。
ホワイトランにほど近いストームクロークの野営地。その一角、奥まった場所にあるひとつのテントの前に常にはない皮の衝立がおかれ、更にふたりの見張りが置かれている。


そのテントの中で、先日の戦闘で10人以上もの敵兵を打ち倒したストームクローク兵に、その栄誉を称えた報奨が贈られようとしているのだった。このオークの男は、ウルフリック首長自身による試験に合格して入隊を認められたのだという。


エリアナにとって、スカイリムの町や村で暮らすオークを見ることは初めてではなかったし、その気質がノルドと極端に違う、相容れないものだと感じたことはなかった。
しかし相対したその男は、彼女がこれまでに接した人間たちと、身に纏う雰囲気がまるで異なっていた。

「私の部族では女を抱くことは命懸けだ。価値のある女は族長が独占し、族長以外の男が手を出せば罰がくだされる。下手に女たちにちょっかいをかけたところで、女たち自身もつまらぬ男に抱かれるくらいなら死を選ぶし、その前に相手の男を殺そうとする」


巨大な体躯からエリアナを見下ろすオークの男は、少しの照れも躊躇も見せず、ぞっとするほどの冷静さを保ったまま静かに語った。

「だから私にとって女を抱くということは力で持って打ち勝ち、全てを手に入れ、支配するということだ。いっさいの隙を見せることなく、相手を徹底的に服従させるまで続く。お前はそれに耐えられるか?」


「あなたはノルドを解放するための戦いに命を賭けて加わり、他の誰もが認めるほどの武功をあげたのよ。あなたの好きなように抱きなさい」

エリアナの声がわずかに震えていた。
今告げられたのは、このオークの男が彼女を一方的に屈服させるという宣言だった。冷厳な声音と表情には虚勢も誇張もなく、エリアナはこれからの数刻、自分がこの男の完全な支配下におかれることに寒々とした心持ちとなっていた。

「いいんだな? ではまず四つん這いになって尻を向けろ」

「え? ちょっと待って、まずお互い服を脱ぎましょう。あなたの鎧、私が脱がせて…」

- バシッ!



エリアナの頬に平手がとんだ。鋭い痛みと屈辱に頬が、心が、カッと燃える様に熱くなる。
歯を食いしばって男の顔を見上げ、瞳を睨み据える。いささかもたじろぐことなく暗色の男の瞳が見返してくる。

「いいか、そのまま、いますぐに、四つん這いになってこちらに尻を向けるんだ」


声音もいっさい激することなく、オークの男は命令を繰り返した。
何者をも寄せ付けない孤高の剛さと、目の前の相手を徹底的に追い詰め止めを刺すまでいっさい妥協しない、冷徹な戦士の意志。男の眼光と声に、それらを感じ取ったエリアナはぞっとする様な恐怖を味わった。



そして彼女は、オークの男と、対等な関係であろうとする意志を手放した。
ストームクロークの戦士として共に戦列に立つ時はともかく、今これからの数刻、彼女はただ男の威を畏れ命ぜられるがままに身体を差し出すことしかできない、そういう関係を求められそれに従ってしまったのだった。
ひざまずき、背後を向いて手を突いた。

「尻を差し出せ」



言われるがまま、背筋を反らして尻を上げる。
男はオーク特有の緑がかった金属で出来た籠手を外すと、女の胴垂れをまくりあげて白くむっちりとした尻と太腿を撫でまわした。そしてごくわずかに力を入れると、皮製のパンティがあっさりと千切り取られる。テントに流れ込んだ夜気が、晒された秘奥への入口をかすかになぞってゆくのを、エリアナは心細い気持ちで耐えていた。



と、男の指が秘裂をなぞり、敏感な肉芽をこね、意外にも繊細で微妙な刺激を加えてきた。うぅっ、という声が出そうになるのを唇を噛んで必死に耐える。
男はやがて恥じらう様にぴっちりと閉じ合わさったエリアナの陰唇を遠慮会釈なく割り拡げ、隘路に太い指を差し入れ使い心地を確かめるかの様な手付きで上下左右の肉壁を馴染ませていった。


普段は易々とさらけ出すことなく身体の中心部で守られている女の部分を、差し出し嬲られる状況が続けば、女の身体は否が応にも男を迎え入れるための反応を始めてしまう。
エリアナ自身は決して認めたくはなかったが、下劣な男たちが言うとおり、「女なんて無理矢理にでも股を開かせてやれば皆同じ」なのだった。



熱い潤みがエリアナの蜜壷を満たしそのとば口にまで達すると、オークの男は指を引き抜きストームクロークの鎧を抜き捨てた。
そして指とは比較にならない程太い、節くれだち反り返ったものがあてがわれた。
臨戦態勢を整えた固く鋭い肉の凶器の前に、既に男の指でこじ開けられ潤いを湛えた女の急所が無防備に晒されていた。男は高々と突き出されたエリアナの尻をぎゅっと握った。



「今から、おまえを、犯す。いいな?」

「はい…。あなたの好きなように、私を犯して…」

男の圧力に屈して媚びる言葉を返しながら、エリアナは未だに心の底から男に屈従したわけではなかった。
こういう態度で女性を抑圧し辱めようというならば、このオークの男の手並みがいかほどのものか見定めてやる。その責めが女を悦ばせ狂わせることのない稚拙なものだったならば、遠慮なく、はっきりとそう言ってやろう。それで男が自信をなくしたところで知るものか。そう、固く思いを定めていた。

そして……


∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫



「あっ、あっ、はぅっ、はぁぁっ!」

テントの中から絶え間なく嬌声が響いていた。
押し殺した苦悶の声は程なく堪え様もない快感の吐息へと、そしてあられもない官能の喘ぎへと変わったのだった。
そしてテントの外で見張りをしていたストームクローク兵二人は、避ける術とてなく完全にその色気にあてられてしまった。


「エリアナ姐さん、随分な乱れ様だな…」

「くそっ、俺はもう我慢できん、捕虜のところで抜いてくるぜ!」

「仕方ないな、終わったら交代だぞ、ちゃんと戻ってこい」



「あぁぁっ、イクッ、イクゥゥーッ」

エリアナが3度目の絶頂を迎えてなお、猛々しいオークの太槍は固いまま彼女の胎内を貫き通していた。四つん這いで尻を高々と差し上げた惨めな格好のまま、膣内のあらゆる性感帯を擦り上げられ、まるで嬲られるかのごとく男の意のままに乱れ狂わされていた。

「凄い、駄目っ、駄目なのぉっ、許して、許してぇっ、あっ、あぁーっ!」

最早何も考えることが出来ない。ただひたすら、背後から打ち込まれる度に湧き上がる快楽の荒波に振り落とされない様、全てを男に委ねきって、許しを乞うことしかできなかった。



だが未だ昂ぶる素振りも見せずに余念なく腰を揺すり立てるオークの男は、まだまだ今夜の報奨品を手放すつもりはなさそうだった。

1 件のコメント:

  1. やっぱりファンタジーといえば女戦士! 
    脳筋の女戦士も好きだけど、母性本能溢れる女戦士も魅力的だね!!
    強いオスに屈服させられる女戦士ほど美しいものはないっ!!!

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