2014年5月6日

エリアナ1 憧れのお姉さん


僕が小さい頃からずっと、同じ村に住んでいるお姉さん。


誰にでも優しくていつもニコニコしているお姉さんは、僕の憧れの女性だ。
お姉さんはいつも夕方頃、決まった時間に村の外れへ向かう。いつからかそれに気付いた僕は、同じ頃に仕事の手伝いを休憩にして、気付かれない様にそっとついて行く。






お姉さんは村の外へ出て少し行ったところで、上に着ていた服を脱ぎ動きやすい格好になって剣の練習を始める。
相手にするのは、倒れた後の根本の部分がまだお姉さんの背より高い、大きな倒木。それを見上げる様にして右から左、上から下へと剣を打ち込む。



僕はぞれを離れたところからそっと覗いている。
大きなおっぱいがお姉さんの剣の動きに合わせて上下左右にぷるんぷるん、ぷるんぷるん、と揺れてとっても綺麗だ。



僕の村は男手が少ない。お姉さんが剣の練習を始めたのも多分そのせいだ。
だから村の未婚の男の中では、実は僕が一番の年長。そしてもうじき大人といわれる歳になる。
そうしたら、お姉さんに結婚を申し込むんだ。



お姉さんは昔から、僕のことを可愛いと言ってくれたし、その上僕が薪割りも馬の世話も水汲みも製材も、どんな力仕事だってこなせる様になったのを知ったら、きっと好きになってくれる……少なくとも、結婚して家庭を持つ相手として不足はないはず…うん、きっと…。
一日の中で、働いていないのはお姉さんの練習を見ているこの時間だけ。こんな働き者、そんなにはいないぞ! だから自信を持つんだ、うん。



あ、練習を終えたお姉さんが汗を拭っている。
練習している最中はちょっと怖い顔になるけれど、終わればいつもの優しい笑顔。こんな時のお姉さんを見ているのがたまらなく好きなんだ。

- ガサガサッ!



え…何? いきなり男が二人出てきて…お姉さんの身体に抱きついた!
二人とも兵士みたいだ…武器も持ってる…ど、どうしよう。

そして……


∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫




























∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫



僕は男達が立ち去ってから、長い間動けないでいた。お姉さんも草むらの中に倒れたままだ。

- あれがセックス…。

- でもおかしいよ! セックスは、結婚した人同士で赤ちゃんを作るためにするんじゃないの?!

- お姉さんもあの男の人達も、初めて会った同士なのに、夫婦でも恋人でもないのに…おちんちんでお姉さんの身体の色んなところをごしごし擦って、それだけで…男の人達だけじゃなくてお姉さんまで気持ち良さそうに…変だよ、絶対…

- でも…気持ちいいの…かな…


とうとう僕は、隠れていた木の陰から出て、お姉さんに走り寄って行った。
ずっとドキドキしっぱなしの心臓が、今はもう破裂しそうになっている。ずっと遠目で見ていたお姉さんの身体を間近で見下ろした。


お姉さんが息をするたび、おっぱいが規則正しく揺れている。
ほのかに立ち昇ってくる、柔らかな髪の匂い、甘酸っぱい汗の匂い。それに男達の吐き出していった精液の青臭い匂いが入り混じってくる。
僕はたまらなく興奮してしまい、おちんちんがズボンの下で痛いくらいに膨らみ反り返っているのを自覚していた。

お姉さんが目を開いた。
上体を起こして僕と目を合わせ、なにか言いかけようとした時、その唇に付着していた精液が糸を引く。



お姉さんは舌を伸ばしてそれを舐めた。
緩慢で気怠い、まるで味わうかの様ないやらしい舌遣い…。

お姉さんが言葉を発する前に、僕は意を決して声を振り絞った。
「お姉さん、僕も…。僕…ずっとお姉さんが好きで…だから…お姉さんとセックスしたい!」


お姉さんはちょっと驚いた顔で僕を見た。
懸命に見つめ続ける僕の顔を、次にぱんぱんに膨らんだ僕のズボンを。
やがてお姉さんが笑みを浮かべた。いつもの、限りなく優しい、僕が大好きなあの笑顔。


「ごめんね。君のおちんちんじゃ、お姉さん、満足できないの」

そして立ち上がり、衣服を整える。付着した精液はどうしようもなくてそのまま。


「じゃあね、もうすぐ日が暮れるから、君も早く帰るんだよ?」




∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫


…それからのことはよく覚えていない。
たぶん、しばらく呆然と時を過ごしてから家に帰ったんだと思う。

何日か経ってお姉さんは村から出ていった。ストームクロークに加わり、真のノルドの解放のために戦うのだと言って。


お姉さんが剣の練習をしていた倒木に向かって、僕も剣の練習を始めた。なるべく早くこの村を出て、ストームクロークの兵士となるために。
父さんや母さんは、僕が村を出たら悲しむかも知れない。


けれどもいつの日か、お姉さんに会って一人前の男として認めてもらう、その事だけを考えて僕は剣を振り続けた。

6 件のコメント:

  1. 少年時代のノスタルジックな苦い思い出・・・どこじゃないねw
    自分がお姉さんだったら、こんな時この少年にどう答えるんだろうって考えたら
    やっぱりその態度と答えしかないよなって考えた。辛いよなぁ~って。
    少年は強くなる前に、この時のお姉さんの気持ちがわからないと
    一人前と認めてもらえないぞw

    また遊びに来ますヽ(*´∀`)ノ

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    1. 変態エロさん、いらっしゃいませ。
      登場人物の心の動きを考えていただいて、お話を書いた方としても更に色々と妄想してしまいました。
      あと…今回は何とか一人称で通しました! 途中で、全面的に三人称に書き換えた方が楽なんじゃ…という衝動を抑えて頑張りました。

      ぜひまたご来訪ください。^^

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  2. ええ話や(ノд`)・゚・。

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    1. コメントありがとうございます^^
      自分的には最後の2枚、エロじゃないけど良い画が撮れたかなー、と思ってます。

      更新遅いですが、ぜひまた覗いてみてください。

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  3. 巨乳ー!パイズリー!オネショタ!
    ツボだらけww
    続編頼みますm(_ _)m

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    1. みつさん、いらっしゃいませ^^
      自分の環境ではデフォルト体形で、見慣れたCHSBHCですが、今更ながらビキニ装着時の破壊力に驚嘆し、SS撮りまくりました。最近はFOVコマンドでぐぐっと近寄って撮るのがブームです。
      続編は、もや~っと妄想中です。頑張ります。

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