2013年10月27日

オルフィナ・グレイ・メーン1


その日、ホワイトランの街をぶらつくドヴァキンと、家を出掛けに行き会った女はオルフィナ・グレイ・メーンであった。

グレイ・メーン家はバトル・ボーン家と並び、古くからホワイトランにおいて権勢を誇る家柄だ。
スカイフォージより良質の鋼の武具を生産するグレイ・メーンはノルドによる自由なスカイリムを求めてストームクロークに肩入れし、一方武勇の家柄であるバトル・ボーンは帝国のもとの安定を受け入れるスタンスでおり、近年、両家は何かと角を付き合わせる関係にあった。




生粋のノルドの女としてグレイ・メーンの家で成長したオルフィナは、事あるごとに自分の強さと折れない精神を誇るように、ドヴァキンに対しても挑発的な発言を繰り返していた。

スカイリムでの内戦の結末は、ドヴァキンの超人的な働きが大きく物を言い、帝国がストームクロークを駆逐してスカイリムでの支配権を大きく伸張させることになった。
オルフィナは依然として、内情は苦しい家計を支えグレイ・メーンの家の体裁を保つため、大きく開けた胸元を男達の目に晒しながら夜の酒場で働き続けなければならなかった。

そこから芽生えた敵愾心もあり、オルフィナはこのインペリアルの男をいつか正面から叩き潰すことを望んでいたのだ。


そんな彼女の鬱屈は知らず、ドヴァキンはただオルフィナの胸元を舐め回す様に見ていた。


ドヴァキンはここ最近、好物の巨乳女を喰っていない。そこにうってつけの胸元を晒した女が現れた。あの柔らかそうな白い谷間に押し入り、欲望を撒き散らしてやろう。
考えながら身体が動き、オルフィナの鳩尾を拳で叩いて気を失わせ、くびれた腰を抱えて担ぎ上げる。

獲物をどこで味わうか、多少の趣向を考えながらドヴァキンはオルフィナの身体を軽々と扱い、足早にその場を後にした。



次にオルフィナが目覚めた時、どこかの屋敷の一室で、後ろ手に縛られてベッドの上に転がされていた。
まだ意識が朦朧とする。

- 確かさっき、ドヴァキンと話をしていて、それから…?

オルフィナは傍らにかがみこむ黒い男の影を認めた。

「あなた、ドヴァキン! いったい何のつもり!? すぐにこれを解かないと後悔することになるわよ!」


そんな強がりも空しく、ドヴァキンは器用に、かつ有無を言わせぬ力でオルフィナの衣服を毟り取り、その豊満に突き出た双乳を露出させた。

「やめなさい! …やめて……

ノルドの女は不屈であり、どんな状況でもあきらめない。しかしオルフィナは、必死に活路を探りながらも絶体絶命の窮地から逃れる術を見出せないでいた。
ギルドの鎧を脱ぎ捨て、下半身の抜き身をぶら下げたドヴァキンが近づいてくる。

「嫌…やめて……嫌なの、やめてぇっっ!!」

オルフィナは唯一出来る事にすがる様に、ただ空しく叫び声をあげた。


ドヴァキンはオルフィナの顔に尻を突きつける様にまたがった。

- え…何これ…? 嫌ぁ、汚い…

ドヴァキンが秘芯を貫こうとしてくると身構えていたオルフィナは、戸惑いながらも嫌悪に震えて顔を背ける。

意外に白くなだらかな肩のラインと、鎖骨から急角度で盛り上がる隆起を満足気に確かめたドヴァキンは、通常とは逆方向からオルフィナの胸の谷間に固く隆起した一物を突き入れた。


- やだ、嫌、こんなの嫌ぁ……

ドヴァキンの熱く固い男根がオルフィナの白い肌を擦り立てる。
その部分がどうにも意識され、挟み込まれた部分の皮膚が、乳首のまわりが、ちりちりと灼け付く様な感覚を送り込んでくる。

しかし、オルフィナの視界にはドヴァキンの黒く引き締まった臀部しか写らない。通常の男女の交合ではないただ男の欲望を満たすだけの一方的な行為を、変則的かつ変態的な体位で強いられている。
そのことがオルフィナに、道具の様に扱われているという強烈な嫌悪感と屈辱を刻み込んでいた。


ドヴァキンにしてみればオルフィナは文字通り、ただ今の欲望を満たし快適に吐精するための道具に過ぎなかった。
ただし一級品の道具ではあった。仰向けに寝かせても型崩れしない大きく張り詰めた乳房、尻をくすぐる屈辱の声と吐息、目を楽しませるくびれた腰のラインと淡い恥毛。
まさに男を奮い立たせあらゆる場所で男の欲望を受け止めるための身体であった。


ドヴァキンの逞しい筋肉と体重にがっちりと押さえ込まれたまま、オルフィナはあきらめ、受け入れた。

これまで男と肩を並べ、同等以上のことが出来ると考えていた。
だが実際、剣術や政治の駆け引き以前に、動物として女にはこのようなことはできない。女はこんな武器を持っていない。

今、ドヴァキンはその武器で、鋼鉄の如き黒色の槍で持って、オルフィナの身体を突き貫き従わせようとしている。

「あっ、あっ、あぁっ!!」

オルフィナは今、憎むべき帝国人になすすべもなく押さえ込まれ、その汚らわしい欲望そのものを激しく擦り付けられ、乳房が、乳首が、触れられてもいない秘所が激しく熱を帯び、全ての苦悩と重荷から解き放たれて絶頂しようとしていた。


そして久々に巨乳を直接ファックする心地よさを十分に堪能したドヴァキンも、白く艶やかな双丘を鷲掴みにして激しく腰を動かし、とどめの一撃を放とうとしていた。

ドクッ、ドクッ、ドクッ…

- あっ、熱い! いいっ! イクっ、イクっ!!

熱い欲望がオルフィナの身体に浴びせかけられ、オルフィナ自身もヒクヒクと痺れる様な感覚を覚えながら絶頂を迎えた。
男の意のままに弄ばれることで、このような快感が得られるとは思いもしないことであった。そしてドヴァキンになら、この太く逞しい黒槍にならば全てを捧げ、最も大切な女の急所をさえ貫かれても良いと思えたのだった。



「楽しまれましたか、ドラゴンボーン」

その時、男の声がして扉が開かれた。ふたりの男が部屋に入ってくる。

- え……?

ドヴァキンは男根をつかみ、最後の一滴までオルフィナの身体に擦り付けようとしており、無論オルフィナ自身は全裸で後ろ手に縛られたまま、胸元にはドヴァキンの欲望の名残の白濁をまといつかせた状態である。


ふたりの男は…グレイ・メーンの敵対するバトル・ボーンの男、オルフリッドとその息子イドラフであった。

- ここは…!?

オルフィナがドヴァキンによって運び込まれたのは、帝国の犬と成り下がった憎むべきバトル・ボーンの屋敷の一室だった。
バトル・ボーンの男達は卑劣にも、ドヴァキンがゆっくりとオルフィナを味わうための部屋を提供し、その相伴にあずかろうとしているのだ。



「さてオルフィナ、次は我々を楽しませてもらうぞ」

オルフリッドとイドラフは、後ろ手に縛られたままのオルフィナをベッドから引きずり下ろした。

オルフィナは再び、あきらめた。
オルフィナは既に、男と女の違いを身をもって知ってしまった。単なるセックスではなく、男が女を責め立て屈服させるあの武器、あの行為。
固く張り詰め、女の柔肌を貫くためにのみ研ぎ澄まされた槍。
男は女を捕らえ、蹂躙し、従わせるために九大神よりそれを与えられている。ならばそれに従うほかなかった。




男達による責めが始まった。
身体中を弄ばれ、更にはありとあらゆる場所に鋭く尖った槍を激しく突きこまれる。それを女の柔肌で受け止め、包み宥めて必死に許しを請う。
責められ悶えながら、オルフィナはまたもや官能の極致に飲み込まれ意識が遠のいてゆくのを感じた。
 


視界の端にドヴァキンが写った。欲望を望み通り吐き出しもはやこの場の恥戯には飽いたという様に、逞しい背中を見せて立ち去ろうとしている。

- ドヴァキン………様…

バトル・ボーンの男達に犯され汚されて湧き上がる快感に身をよじりながら、オルフィナはいつの日かあのドヴァキンの太く、大きな黒い肉槍で秘所を貫かれてそのまま息絶えることができたなら、ソブンガルデに行く心地であろうと夢想していた。

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