2013年10月10日

リディア3


壁に手を当て、尻を向ける様に命じるドヴァキン。
リディアはドヴァキンをしごく手を止め、びくりと身体を震わせた。しかしリディアは壁際に立ち、少しためらった後、意識して尻を持ち上げ差し出した。


 
男がいよいよリディアの身体で欲望を遂げようとしている…。それを強く意識し、肩越しのドヴァキンの気配、息遣いに押しつぶされそうな苦しさを感じた。
男の剥き出しの欲望に迫られ、リディアの中の原始的・本能的な女の部分が、すぐに逃げなければと言っている。しかし目の前は壁であり、もはや逃げ出すことはできなかった。

「あっ!? ぅ…ぅん…」


不意を突かれたリディアの声。ドヴァキンが背後から指を差し入れ、道筋を確かめるかの様に上下左右を探ってきたのだ。
そしてドヴァキンの欲望そのものが背後から近づいてきた。


男の手がリディアの腰にまわされ、そして尻の谷間に熱いものを繰り出してきた。
思わず壁から手を離し、腕で秘所を覆う様に隠すリディア。


ドヴァキンは動かない。秘所をかばった腕に、ドヴァキンの切っ先の熱さが伝わってくる。
一度だけびくり、と腕に押し当てられたドヴァキンが大きく跳ねた。いらだちと圧迫…。肩越しにドヴァキンの気配をうかがうリディアはまたしても屈した。そして…


ついにドヴァキンの欲望が、リディアの秘所を、体内を貫いた。

「あぁぁーっ!!」

思わず声が出てしまう。熱い、硬い、何より大きい。たちまちのうちに圧倒的な存在感を持ってリディアを体内から支配し、リディアの意識はその部分だけに集中し、何も考えられなくなった。

 
ドヴァキンがリディアの腰をぐっと固定し、動き始める。
リディアはまだ何も感じられなかった。ただ鋼の様なドヴァキンの肉体が自分の身体に入り込み、押し広げ、出たり入ったりを繰り返す。
ただそのことにのみ、その感覚に圧倒されてしまっていた。


鍛え上げられたリディアの身体の、最も弱い女の部分は今、ドヴァキンの欲望を直接受け止めるために供せられている。そしてもうひとつの女の部分、張り詰めた大きな乳房は、ドヴァキンに突き上げられるたび重たげにぶるん、ぶるんと揺れていた。


ドヴァキンがリディアの脚を軽々とすくい上げた。
閉じていた脚を大きく開かせるかたちとなり、ドヴァキンの攻撃はさらに奥まで及ぶことになった。

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